2022.10.06

Fox Umbrellas in 東京・恵比寿エリア　[セレクトショップパトロール] Vol.7

読了時間 5分

1988年東京・恵比寿で創業した老舗セレクトショップの PT.Alfred にお伺いしました。代表格であるオリジナルのチノパンのほか、トラッドアイテムから、店主の個性が生かされたおしゃれアイテムが揃います。

セレクトショップパトロール

このシリーズではグリニッジのブランドを販売している
全国各地のセレクトショップをご紹介します。

今回訪問したお店は・・・

1988年東京・恵比寿で創業した老舗セレクトショップの< PT.Alfred >にお伺いしました。

代表格であるオリジナルのチノパンのほか、トラッドアイテムから、
店主の個性が生かされたおしゃれアイテムが揃います。

壁一面に展開されている圧巻のチノパンシリーズ
シルエットや素材にこだわり抜いた品番が並びます。

FOX UMBRELLASは定番品をはじめ、
カモ柄など個性的なアイテムを取り扱っていただいております。

JAMES GROSEは定番品のほか、定期的にオーダー会も開催しております。
過去にはサイズ40以上のアイテムを初めて取り扱っていただきました。

服好きの間では有名な店主の本江さんに
お店を始めるきっかけや、
セレクトアイテムのこだわりなどをお伺いしました。

店主の本江さん

お店を始めるきっかけやエピソードを教えていただけますか？

16歳で地元の洋服屋でバイトを始め、18歳で上京しました。
ジーンズショップから始まり、いろんなアパレルで修行を積み28歳で独立、
オリジナルのブランドを立ち上げました。
程なくバブルが弾け、悩んだ挙句結論が自分で好きなものは自分で売る。
今でも変わらないんですが、好きじゃない物は勧められないと。
1994年11月1日　ブランドの名前「Pt .Alfred」を店名してスタート。
交差点のビルの2階、決していいわけではない店の立地で始まった店は、
若気の至り（？）で増床して事務所込みで40坪へ。
2020年、還暦の歳になり1階の雑貨屋さんが転居したので移転を決め
リスタートした時にコロナ禍、、でも長く続いた理由は
中途半端な品揃えをせずに26年やってきた事がお客さんからの信頼にも繋がり、2024年30周年です。

セレクトアイテムのこだわりは何ですか？

兎に角、中途半端なセレクトはしない。歴史ある本物は本物を！
40年以上この業界を見てきて売れてるものを集めても、大手には
敵うわけがないし、お客さんには通じないと思うので我慢してでも
キチンとした本物に拘ります。

FOX UMBRELLASの魅力を教えてください。

日本代理店がスタートするまで、英国の別ブランドを扱ってました。
その後、メンテナンスも含めて日本で正式な代理店ができるとは感動しました。
若い頃からビニール傘は買った事がなく、フォックスの普遍的なもの作り、
他の傘とは全く違うオーラ、先輩から教わった雨の弾く音の違い。
男の実用品としての最終系だと思ってます。いつかはFOX的な！

JAMES GROSEを展開するきっかけを教えてください。

お客さんの年齢が重なるにつれ、大きなバイクに乗る人も増え
「本気のバイクウエアって大袈裟なんだよね」なんか良いのない？って声が聞こえたり、
色々洋服着てきたが革だけは袖が長いから今まで買ったことなかったとの声と
オーダーシステムのタイミング！だったらウチでJAMES GROSEを展開するのはアリかと、、スタートしました。

JAMES GROSEを取り扱い始めたのはいつからですか？

日本で正式に復活した当初は、ライダースか。。
バイク乗らないしな〜って思いながら展示会で、毎回のチェックは続けてました。
そして3年前かな？取り扱いをスタートしました。

両ブランドとも、購入されるお客様はどんな方が多いですか？

元々、洋服が好きで本物志向の方が多いです。せっかくなら良いもの買って長く使うという、
ある意味エコな方が多いかもしれません。
Foxを3回修理して、奥様に「いい加減新しいの買っていいから」って言われてたり、
バイクはトライアンフでジャケットはジェームスグロース。
初回のオーダー会で１着、一年あけて２着目もカスタムオーダーだったり。
逆に言えば、モノを大事にする方が多いのかもしれません。